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Updated 2026年1月12日 23:25CoinCex editorial team

[NY市場:開始前点検] パウエル捜査を受け株先物下落、リスク回避拡大

ニューヨーク市場は、FRB議長に対する刑事調査の報道を受け、警戒感を強めて開場を迎える。FRBの独立性への懸念が再燃し、リスク回避の動きが加速している。資金は安全資産へとシフトしている。12日(現地時間)、市場はパウエル議長が本部改修をめぐる証言により司法省の調査対象となった事実を、最大の変数として認識している。

ニューヨーク市場は、連邦準備制度理事会(FRB)議長に対する刑事調査の報道を受け、緊張感の中で開場を迎えている。FRBの独立性が損なわれる懸念が再燃し、リスク回避の動きが広がっている。資金は安全資産へと向かっている。 12日(現地時間)、市場はジェローム・パウエル議長が本部改修に関する証言を理由に、米司法省の刑事調査対象となった点を最大の変数とみなしている。金利政策の政治的独立性が試されているとの認識が広がり、株式、外国為替、債券市場全体に影響が出ている。 パウエル議長は、今回の調査はFRBが大統領の好みではなく公益を基準に金利を決定してきた結果だと主張した。ドナルド・トランプ大統領は調査と金利政策への圧力は無関係だと線引きしたが、市場はFRBの政策決定プロセスが政治的論争に巻き込まれる可能性を懸念している。 投資家は、この問題がパウエル個人の問題にとどまらず、今後のFRB議長人事や米国金融政策への信頼度全体に重荷となるとみている。 今週から本格化する銀行決算シーズンも、投資家の様子見心理を強めている。これに加え、トランプ大統領がクレジットカードの金利を1年間10%に制限すべきだと発言したことで、金融株全体に政策リスクが浮き彫りになった。FRB関連の不確実性と規制の問題が重なり、ニューヨーク市場は開場直後に変動性が拡大する可能性が高い。 米東部時間12日午前8時5分時点で、主要株価指数先物はすべて下落している。S&P500先物は6970.25で、前日比34.75ポイント(-0.50%)安となった。ダウ先物は4万9399で327ポイント(-0.66%)下落した。ナスダック先物も2万5760で178.25ポイント(-0.69%)下がり、ハイテク株中心の軟調さが予想される。 中小型株中心のラッセル2000先物も2633.70で3.20ポイント(-0.12%)安となった。ボラティリティ指標であるVIXは15.96で10%以上上昇し、投資家の警戒感が急速に広がっていることを示している。先週の雇用統計の好調を受けて主要指数が史上最高値を更新したわずか1日後で、雰囲気が一変したとの評価だ。 外為と債券市場でも不安感が反映された。主要通貨に対するドルの価値を示すドル指数は98.80で0.34%下落した。一方、10年物米国債利回りは4.171%で小幅上昇した。通常、金利上昇はドル高につながるが、今回はドル安と金利上昇が同時に現れており、米国資産全体への信頼が揺らいでいるとの解釈が出ている。 安全資産選好は貴金属市場で目立った。金価格は4599ドルで2.18%上昇し、史上最高値を更新した。銀価格も84.045ドルで5.93%急騰した。FRBリスクに地政学的不確実性が重なり、安全資産に資金が流入したとの分析だ。WTI原油価格は1バレルあたり59.02ドルで0.17%下落し、比較的限定的な動きを示した。 デジタル資産市場は全体的に軟調な流れを示した。ビットコイン(BTC)は9万636.43ドルで、日ベースで0.20%下落した。イーサリアム(ETH)は3113.82ドルで0.15%上昇し、比較的堅調な動きを示した。 アルトコインのうち、XRPは2.52%下落した。BNBは1.31%安となった。SOLは2.09%上昇した。TRXは0.32%下落し、DOGEは3.17%下落した。ADAも2.45%下落し、軟調な流れに同調した。 © 2026 Coincex. All Rights Reserved. 投資助言ではありません。ご自身で調査してください。
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